大事な写真をイラストに

写真を絵にするので、構図も決まっています。ですが、写真をなぞったような絵には仕上げませんでした。

①描き始める前、②ラフを見ながら、③色付け前と依頼者さんと複数回イメージについて確認作業を行います。

元のご依頼内容から大きくは逸れないけど、会話をしながらこの部分はどうかな？と気になる点が出てきて、都度確認しながら進めました。

ちょっとした部分でも、写真に込められた想いはお聞きしないと分からないことが多く、このやり取りが絵の中にも反映されていくのだと感じています。

この絵を見た時に、ああ、あの時はこんな気持ちだったな！と思わず気持ちまで蘇るような絵になっていたらいいなと思いながら描きました。

このイラストは、既に依頼者様のWebサイトでも公表されています。

神谷の夢プロデュースというサイトで、「日本ワイン発祥の地のひとつ、茨城県牛久市神谷町から時を越えて夢を形に」すべく活動されているようです！（WEBサイトの文章より）

イラストのご依頼を頂いた当初から、ここに載せたいともお話しされていたので、レンガの様子や、ワインのグラスも大事な要素かなと感じ、主役のお２人を描いた後も、全く気の抜けない（あ、どの絵もそうだけど）、創作時間でした。

ご本人のお写真と、イラストを使って、この活動がワインのように熟成されて長く愛されるものに育っていくといいな。

と、お酒が飲めない私ですが、知った風なことを思ってみました。